澄む
主素材は、透明度の高いクリスタルガラス。 光を受けたとき、色の奥に静かな深みが残る素材を選びます。
硝子をつくる人と、その光を育てる場所。
幸愛硝子は、作品だけでなく、作品が生まれるアトリエや庭、 そこで重なる時間もひとつの景色として育てています。 二つの入口からご覧ください。
北海道小樽、海を見渡す小さな工房から。
光を宿すガラスも、時を重ねる庭も。
手のなかから生まれた小さな景色が、
誰かの心に、満ちたりたひとときを運ぶ。
幸愛硝子は、小樽の海を望む煉瓦の庭のアトリエで、
宙吹きのクリスタルガラスを制作する工房ブランドです。
吹きガラス作家・木村幸愛とその夫が、
作品と、それが生まれる場所を育てています。
YUKIE GLASS / OTARU, HOKKAIDO
素材、色、そして生まれる場所。三つを分けずに考えます。
主素材は、透明度の高いクリスタルガラス。 光を受けたとき、色の奥に静かな深みが残る素材を選びます。
国内外から選び集めた色ガラスを、香りを調合するように重ねる。 鮮やかさだけではない、余韻のある色を探します。
作品が生まれる庭とアトリエも、ひとつの作品。 光と風、植物、煉瓦とともに、2035年へ向けて育てています。
YUKIE KIMURA / GLASS ARTIST
「ただ見ているだけで、
ふっと笑顔になれるような、
そんなガラスを。」
17歳で初めてガラスに触れたとき、作品のテーマは「孤独」でした。 けれど、孤独を表すのではなく、作品によって誰かの孤独をそっと溶かしたい。 その思いが、今の制作へつながっています。
枕元にそっと置かれる、ぬいぐるみのように。
そばにあるだけで、心がほどける存在になれたら。
今日も、灼熱の赤いガラスと向き合いながら、
ひとつの小さな光をつくります。
作品と場所を育ててきた、幸愛硝子の歩み。
最初の虹色のドロップペンダント「Rainbow - 幸」を制作し、オンラインストアを開設。
旧「小樽窯」の明治期の建物を再生。溶解炉を据え、工房兼ギャラリーを開きました。
作家・木村幸愛がスピーカーとして、ガラスを追い続ける理由を語りました。
小樽の丘へ移転。制作の場と庭を、ひとつの景色として育てる日々が始まります。
約70,000枚の煉瓦をさらに積み重ねる、長いアトリエづくりの旅を始動。
Drops Chronicle、Scene Chronicle、そしてGarden Lineへ。作品と物語を未来へ残していきます。
子どもが、遊び方も知らないのにビー玉のきらめきに心を奪われるような。 お気に入りのおもちゃに囲まれて、ただ幸せを感じるような。 そんな感覚を、大人になっても味わえる時間が少しでも多くあればと願っています。
小さいころ、私はよく夜がこわくて泣いていました。 隣に寝ている母も妹も、どこか遠くへ離れてしまうようで、 自分だけがぽつんと取り残された気がしていました。
17歳で初めてガラスに触れたとき、私のテーマは「孤独」でした。 けれど、ある時から思うようになりました。 この作品で誰かの孤独がそっと溶けていけばいい。 見ているだけで自然と笑顔になるものをつくれたら、 孤独を表現する必要はないのではないか、と。
ガラスをつくればつくるほど、この世界から孤独が少しずつ減っていくことを。 今日もそう信じながら、灼熱の赤いガラスと向き合っています。
2007年
東京の工房を借りながら作品制作を開始。虹色のドロップペンダント
「Rainbow - 幸」を制作し、
「幸愛硝子」の名でオンラインストアを開設しました。
2008年
夫の故郷であり、木村幸愛が高校卒業後の修業先として選んだ北海道・小樽へ移住。
2009-2010年
北海道内最古の陶芸窯元として歩んだ「小樽窯」の建物と出会い、
明治期の木造家屋を工房とギャラリーへ再生。
2010年9月、工房兼ギャラリー「幸愛硝子」を開きました。
2015年
TEDxSapporo 2015
のスピーカーとして登壇。
2016-2017年
海を見渡す現在の土地へ移転。
砂利だけだった外構に植物を植え、土を運び、15,000枚を超える煉瓦を積む庭づくりを始めました。
2023年
制作の傍らで作りためた音楽を、初のインストルメンタルアルバム
「青い風が吹く町で」
として発表。
2024年
「2035年 理想のアトリエを探す旅」を開始。
制作、空間、庭、光、風、音楽、訪れる人との時間を、ひとつの景色として育てています。
2025-2026年
ドロップを記録するDrops Chronicle、
器やオブジェを記録するScene Chronicleを本格化。
さらに庭づくりから、幸愛硝子 Garden Lineが生まれました。
制作の原点を、映像でご覧いただけます。
誰かの暮らしへ届いた言葉と、小樽のまちなかで出会える場所。幸愛硝子が外の世界へつながっていく、二つの記録です。
Yukie Glass is a crystal glass studio brand created by glass artist Yukie Kimura and her husband in Otaru, Hokkaido. From an atelier on a hill overlooking the sea, each piece is made by hand with the wish that it may carry love, happiness and a quiet moment of light.
We mainly use highly transparent crystal glass and layer colors collected from Japan and abroad as carefully as blending a fragrance. Our aim is not simply vivid color, but depth, stillness and an afterglow that gradually becomes part of the owner's life.
The atelier and its brick garden are also considered part of our work. While making glass, we continue to cultivate the place itself toward 2035. Our works are available through the official online store and at our atelier by advance reservation.