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※着用画像・使用イメージ画像は基本的に作家本人です。
「Love - 心 (2025-2)」
▪️サイズ:たて約3.4cm × よこ約2.3cm
※ミリ単位の誤差がある場合があります。
▪️ことばの記録:
輪郭のない心が、雫(しずく)に浮かぶ。
わかるような、わからないような。
その曖昧さの中で、私たちは繋がり、
支え合い、共に季節を重ねていく。
心はときに曖昧で、
言葉にも形にもできないまま揺れ続けます。
けれど、その揺らぎは、
誰かを思い、理解しようとする優しさの源でもあります。
はっきりしないまま寄り添い合い、
季節を重ねていけること。
その曖昧さを肯定して生きることを、
Love – 心シリーズに託しました。
▪️素材について:
漆黒のクリスタルガラスをベースに、
紫・ピンク・深い紅が溶けこむように重なり、
中心にはぼんやりと“心の形”が灯ります。
さらに箔を多層に重ねることで、
細かなひび割れ模様が現れ、
暗闇の中で散る光の粒子のような表情が生まれました。
光に当たる角度で、
黒は淡い紫に、紫は深紅に、紅は薔薇色に変わり、
一滴の中に複数の色彩の呼吸が感じられます。
静けさの奥に潜む熱、
やさしさの底にある影。
その揺らぎを封じ込めた作品です。
▪️装いについて:
深く沈むような色調は、
落ち着いた冬の服装と抜群に相性が良い雫です。
黒やチャコールのニット、
ウールのコート、
深緑やワインカラーのワンピース。
静謐なトーンの装いに合わせると、
胸元にだけ微かな熱が浮かび、
その人の内側に宿る“凛とした強さ”を引き出します。
また、白いシャツや淡い色のセーターの上では、
心の奥の想いがふっと顔を出すように、
温度のある陰影を残してくれます。
冬の街灯の下で、
夜行の電車の窓に映る姿で、
誰かを想う帰り道で。
寒さが深まる季節ほど、
この雫はより美しく胸元に浮かび上がります。
光の下では静かに煌めき、
影の中ではさらに艶やかに沈む。
身につける人の心が少し揺れた夜にも、
忙しさの中で深呼吸したくなる瞬間にも、
この雫はそっと寄り添います。
▪️星の扉:
深い黒の中に、無数の細かな光が散るように現れる箔の表情は、
夜空を見上げた瞬間の感覚そのものです。
“暗さの中でこそ見える光”
“沈黙の奥にある確かな瞬き”
黒がベースであることにより、
中心の色彩と箔の粒子が、
まるで星雲や銀河のような立体感を帯びています。
このドロップが星の扉を開いたのは、
闇の中で息づく光の循環、
その静かな確かさを宿していたからです。
▪️ご注文に関して:
在庫をアトリエのギャラリーと共有しているため、ご注文後に在庫切れが発生する場合がございます。ご注文作品の在庫確認後、在庫切れの場合はメールにてご連絡いたします。
大切にそして手間をかけてひとつひとつ手作りしています。
同じものは 2つとありません。
▪️ピアスオプションについて:
ペンダントとセットで、14KGF(14金ゴールドフィルド)フックのピアス、またはイヤリングをお作りするオプションもご用意しております。制作に2週間程度のお時間をいただきますが、ペンダントにぴったりと寄り添うかたちでお仕立ていたします。
ご希望の場合はご注文時にお知らせください。
ドロップ作品は、毎年『Drops Chronicle(ドロップス・クロニクル)』として記録を重ねていきます。
それぞれの色とことばを、一冊の航海図のように編み込んで。
そしていつか、選ばれた物語たちを、一冊の本に。
クリスタルが纏う光と色のうつろいを、映像でどうぞ。