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※着用画像・使用イメージ画像は基本的に作家本人です。
「Love - 心 (2025-7)」
▪️サイズ:たて約3.2cm × よこ約2.2cm
※ミリ単位の誤差がある場合があります。
▪️ことばの記録:
輪郭のない心が、雫(しずく)に浮かぶ。
わかるような、わからないような。
その曖昧さの中で、私たちは繋がり、
支え合い、共に季節を重ねていく。
心はときに曖昧で、
言葉にも形にもできないまま揺れ続けます。
けれど、その揺らぎは、
誰かを思い、理解しようとする優しさの源でもあります。
はっきりしないまま寄り添い合い、
季節を重ねていけること。
その曖昧さを肯定して生きることを、
Love – 心シリーズに託しました。
▪️素材について:
この雫は、
明るさを帯びた金色のガラスに、
透き通るチェリーピンクの“心”がふわりと浮かびます。
素材は光を柔らかく通すクリスタルガラス。
箔がほどけるように散り、
赤と金が淡く溶け合う層は、
新しい季節の陽光がまだ冷たい空気を照らす瞬間のようです。
中心のピンクは、
情熱の赤でも、甘さだけの桃色でもなく、
そのどちらにも染まりきらない “間” の色。
視線を寄せるたび、
その曖昧な輪郭が少しずつ深度を変え、
胸の奥に宿る柔らかな熱へと触れてきます。
泡の粒子、箔の細片、わずかな揺らぎ。
それら全てが、
「心は決めつけられないまま育っていく」という
静かな肯定を抱く一滴となりました。
▪️装いについて:
7点目は、
光との相性がとても美しい雫です。
冬の白ニット、生成りのストール、
薄いグレージュのコートに添えると
金とピンクが胸元でやわらかく息を始め、
穏やかな明るさを纏わせてくれます。
夜の照明の下では少し落ち着き、
ピンクの芯が深く沈んで見え、
静かな余韻と品を添えます。
デニムやざっくりしたニットと合わせれば、
日常の時間に小さな灯りがともるような景色を生み、
フォーマルな黒のドレスに寄り添えば、
ひと粒の光として、胸の中心にそっと揺らぎを宿します。
特別なアクセサリーではなく、
日々と共に呼吸する灯り。
小さな希望のような温度を胸元に置きたい時、
この雫は静かにその役目を果たしてくれるでしょう。
▪️光の扉:
やわらかな兆し。
白い息の中に差し込む冬の朝の光。
金とピンクの曖昧な境界は、
明確ではない未来に、
それでもほんの少しの温度が息づいていることを示します。
心の中心に、
小さく明るい種火が生まれるとき。
それは激しく燃え上がるものではなく、
灯る気配と静かな希望。
この雫が光の扉を開いた理由は、
“まだ形にならない優しさ”を抱えている色合いと、
そこにそっと差し込む柔らかな光にありました。
▪️ご注文に関して:
在庫をアトリエのギャラリーと共有しているため、ご注文後に在庫切れが発生する場合がございます。ご注文作品の在庫確認後、在庫切れの場合はメールにてご連絡いたします。
大切にそして手間をかけてひとつひとつ手作りしています。
同じものは 2つとありません。
▪️ピアスオプションについて:
ペンダントとセットで、14KGF(14金ゴールドフィルド)フックのピアス、またはイヤリングをお作りするオプションもご用意しております。制作に2週間程度のお時間をいただきますが、ペンダントにぴったりと寄り添うかたちでお仕立ていたします。
ご希望の場合はご注文時にお知らせください。
ドロップ作品は、毎年『Drops Chronicle(ドロップス・クロニクル)』として記録を重ねていきます。
それぞれの色とことばを、一冊の航海図のように編み込んで。
そしていつか、選ばれた物語たちを、一冊の本に。
クリスタルが纏う光と色のうつろいを、映像でどうぞ。